「未来へのバトン」
大洋建設株式会社を中心としたオセアングループのイメージキャラクターである、オセアン ケンゾウくん(左)とオセフィーヌちゃん(右)。PR活動で活躍中の2人のプロフィールはこちら!
ものづくりという観点を大切に。
品質向上につながる環境構築に取り組んでいます
「企業として成長していくためには、役職員が共に同じ目標に向かって活動する必要があります。その意識付けがお客様に提供するサービスや品質の向上につながると思うのです。
しかし、従業員が100名を越えると全員が一堂に会する機会というのがなかなかなくなり、意識の統一が難しくなるというのが現実です。そういった意味で、管理(マネジメント)が必要不可欠と考え、当社では1999年に品質マネジメントシステム(ISO9001)、2001年には環境マネジメントシステム(ISO14001)を取得しました。以降、管理業務を円滑に進める手法の一つであるPCDAサイクル※を遂行して、継続的な業務改善を目指しています。
ただ、ルールに沿って行動するだけでは社員のモチベーションはキープできません。そこで“月間MVP制度”を導入し、優秀な社員を表彰することで自主性や意欲の向上にも努めています。
ISOによって、規定や手順を共有するために書類を作成し配布する機会が増えてしまうため、時間や手間がかかったり、ペーパーレス化とは逆行してしまったりするのは課題と感じています。しかし、ISOの考え方をしっかり定着させて、品質向上や顧客満足につなげていくことは大切だと思っています」
※Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の 4段階を繰り返すこと
黒田憲一代表取締役社長
建設業では、現場で事故を起こさないということも重要です。 そのためには、作業者に正しく情報を伝え理解してもらう“コメント力”の高さがポイントです。 コミュニケーションをとりながら、どんな風に伝えているかもチェックして、理解してもらえる伝え方ができるように指導を徹底しています。 |
研修は“鈴鹿8時間耐久ロードレース(鈴鹿8耐)観戦”
チームワークの重要性を学んでいます
「研修の一つとして、オートバイレースである“鈴鹿8時間耐久ロードレース(鈴鹿8耐)観戦”を取り入れています。
レースは順位や運転テクニックだけに目がいってしまいがちですが、そのバックにコーチや監督はもちろんのこと、整備スタッフや大会運営スタッフがいるからこそ成り立っています。ここでチーム力の重要性を理解してもらって、実務に役立ててもらおうというのが狙いです」
地域密着型の企業という視点で、地域貢献活動を行っています
「2009年3月“横浜型地域貢献企業”(CSR)として認定されました。これは、企業の社会的責任と地域に密着した経営という2つの視点から、「地域を意識した経営」を行うとともに、「社会的活動等に取り組み、地域に貢献する」企業を横浜市が認定する取り組みなのですが、当社は10項目ある認定項目のすべてをクリアし、最上位認定となっています。
設立40周年を記念して本社ビルを建て替えましたが、免震構造、壁面緑化などを取り入れ、安心・安全で環境にやさしい建物という点にこだわりました。また、本社ビルの前には、太陽光と風力で発電するハイブリッドタワーを設置して、災害時には蓄積した電力を供給できるようにしています。
また、鎌倉市などの「太陽光発電屋根貸し事業」の一環として、小学校の屋上などに、全面塗布防水、非常時のパワーコンディショナーの自立運転とコンセントの設置、デマンド計測器の設置、LED照明への交換、学校設備修繕計画の補助に関する提案などを行いました。
ほかにも、自社の会議室を地域の皆様に無料開放したり、1階ホールで展示会を開催したりすることで地域とのつながりを深めています」
大洋建設には、技術を得るだけでなく、人間として成長できる土壌があります
「毎年高卒者を若干名採用しています。採用基準は熱意のある人です。入社後の定着をはかるために、社内スクールを開講して、現場監督としての技術向上につながるような一連の流れを学んでもらっています。3年で現場を取り仕切れる人材に育ってもらうことが目標なので、建築の技術にとどまらず、発注から予算の管理、職人とのコミュニケーションの取り方まで伝えています。
建設業界というと厳しいというイメージをお持ちの方も多いと思いますが、建築物が完成した時に“ありがとう”と言ってもらえるのは何ごとにも代えがたい喜びであり、達成感を感じられる瞬間でもあります。特に個人の住宅などは一生で一番大きな買い物となるケースがほとんどです。一生涯のお買い物をされる方と現場責任者として携われるのは、きっと自分の人生にとってもプラスの経験として残るに違いありません。当社でさまざまな経験をし、マルチプレイヤーとしてぜひ成長していただけたらと思います」
企業としてクレームを発生させない努力はもちろん必要ですが、起きてしまったときにいかにして解決するのかということも重要です。 以前、社員の対応が悪いというお叱りのお手紙をいただいたことがあったのですが、即ご対応したところ、今度はお褒めのお手紙をいただくことができました。 現在はこのお手紙を当社のCS活動の礎として、額に入れて飾っているんですよ。 |
戸塚区矢部町出身。20年勤めた不動産情報サービスの会社を退職後、泉区にて広告代理店を開業。デザインや企画はもちろんのこと、編集や取材・文章作成も得意としている。不動産関連の執筆や取材は自ら行い、知識やトレンドを蓄積。初心者にも分かりやすい文章作成を心がけている。
横浜市工業会連合会 戸塚泉栄工業会 未来づくりプロジェクト実行委員。
【実績】大手ディベロッパー、東京都・川崎市・平塚市など自治体発行物の制作・編集。大手信託銀行系不動産仲介会社HP、電鉄系買取専門会社HP、不動産管理会社の定期発行新聞など連載記事多数。企業や団体、個人などのチラシ・パンフレット・名刺・Tシャツの作成実績もある。
事務局長 宮下 充
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